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あんなに積もっていた雪がどんどんとけています。もう4月ですものね。我が家の庭もふちの方から水仙やチューリップの芽がツンツンと伸びて来ました。東京の桜も例年より2週間も早く、もう五分咲きです。 札幌で車上で演説している時、目の前に街路樹の梢の枝が伸びていて、木の芽が大きくふくらんでいました。長い冬が終わって春が来るのは北国に住んでいると本当にうれしいのに、その足どりがあまりに早いと、「ちょっと待って、もう少しゆっくり楽しませて」と言いたくなるから、人間って勝手なものです。 ところでカサブランカってご存知?ああ、あの昔の名画ね。モロッコが舞台の、とおっしゃるのは年配の方たちですね。私が今言いたいのは、百合のことです。私の一番好きな百合です。百合の女王といわれているんですって。他の百合はどうかというと山百合とか、えぞすかし百合など好きですが、その他の百合はあまりひかれません。CASAは家、BLANCAは白という意味だそうで、そういえばあの映画の中のカサブランカの街並みはまるで砂糖菓子のような白い家が見渡す限り広がっていました。ハンフリーボガード扮する陰のボス、リック。イングリット・バーグマン扮するイルサ。そして、白い家。ナチスと闘いながらスルリとその手から逃げる小気味よさ。だいぶ脱線しました。百合の話でしたね。 いずれにしても7月末の選挙まで大変です。その頃我が家のカサブランカも咲くでしょう。
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| 私の趣味。略歴紹介などで書くときには、油絵、バロック音楽、ガーデニングと答えています。油絵は実は高校時代からなのですが、ここ何年かは全然キャンバスに向かっていませんから少々インチキですね。バロック音楽は聴くのが大好き。もちろんフルオーケストラの演奏も好きなのですが、バロックの澄んだ響きが、なにか脳細胞のすき間にじわっとしみ込んでくるという感じで疲れた時にはことのほかたまりません。
さて、ガーデニングといえば、きれいに聞こえますが、雑草を抜いたり、花に適した土づくりや肥料づくりなど、結構地味でよごれる仕事も当然伴います。だからこそ、花が咲いた時にはうれしさもひとしおです。今、庭をすっぽり覆っている雪が少しづつとけて春がやってくると、その下からチューリップや水仙の芽がツンツンと元気に顔を出してくる。その時の喜びは、北国に住む者でなければ味わえないものです。今年も秋に百球近い球根を植えました。今、静かに雪の下で眠っています。 そういえば、2000年の夏は暑かったので「月下美人」が毎晩のように花を開きました。薄っぺらいサボテンの葉に赤い米粒のような花芽がついてから、2週間位で花茎を30センチも伸ばし、やがて見事な花を開きます。夜8時ごろから12時位まで大輪の花を誇らしげに───。あたりに甘い香りを漂よわせて3時間余で花の生命は終わりです。なんという妖しげな短い生命でしょう。押し花にしても茶色くなってあまりきれいにできないので、最後のひとつをケースにいれて冷凍にしました。今も我が家の冷凍庫の中で眠っています。まるで眠り姫のように───。 「花の生命は短くて苦しきことのみ多かりき」(林芙美子)を地で行くような花です。今年はいくつ咲くか今から楽しみです。
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