新潟・刈羽村住民投票の結果について

 東京電力の柏崎刈羽原発3号機へのプルサーマル計画導入の賛否を問う 新潟県刈羽村の住民投票が27日行われた。全国初のプルサーマルをめぐ る住民投票で、結果は反対1925票、賛成1533票。計画受け入れに 反対の票が過半数を占めた。

 これは、原発の使用済燃料を全量再処理するという国の原子力政策に対 して、原発を地元に受け入れている住民からのNO!の意思表示だと思う。  使用済燃料の再処理は猛毒で、核兵器に転用可能なプルトニウムを産み 出す。それを原発で燃やそうというのがプルサーマル計画だ。

 今回の住民投票の期間中、経済産業省は「プルサーマルが進まないと原 発をとめなければならない。電力不足が起きる」との趣旨の文書を刈羽村 民に配付した。あいかわらずの国の姿勢だ。

 先日の参院予算委員会で、小泉首相は、環境問題、循環型社会について の答弁の中で、「私は動物が好きだ。テレビでもその関連の番組をよく観 る。たとえばNHKの「生き物地球紀行」なんかを。動物はゴミをださない から好きだ。人間はゴミを出すだけではなく、有害なものまでつくって捨 てる」というような発言をなさっていた。私にすれば、プルトニウムこそ 人間が作り出した最悪、最有毒の物質と思うのだが、長崎に投下された原 爆の例をあげるまでもなく。

 小泉首相は今回のプルサーマル反対の住民投票結果をどのように考え、 総理大臣としてどのように対処するのか。国の原子力政策の既定路線につ いてを転換する非常に重たく、すばらしいきっかけと私は思っている。


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